軽すぎるフェアウェイウッドのヘッド

重量フローの法則から言うとね、今の市販のフェアウェイウッドのヘッドは軽すぎます。
なかなか適正な重さになりづらいんですよね。

今私が使ってるスプーンもね、ヘッドが軽すぎるんですよ。
もうメーカーがスプーンのシャフト長は43インチから４３．５インチなんだ！って決めつけてヘッド重量を決めてる気がします。これならバランスも出て、ある程度重いシャフトを挿しても良いですよ！って事なんでしょうけど、
私は４２インチくらいで作りたいわけ！　そうなるとバランスが出ないんですよね。最初４２インチで組んでくれ！って言うとバランスがC9バランスしか出ませんって言うんです。

それで、ヘッドにバランス用の鉛を限界値まで入れて、あとシャフトを0.25だけ長くさせて下さいとの事。
結局、４２，２５インチでバランスがD1　ヘッドに限界値いっぱいの鉛を入れて完成です。
スチールシャフトならこんな鉛なんか入れなくてもちゃんと長さとバランスは出るんですけどね・・・。
カーボンシャフトの難しさですね。

鉛の限界値って言うのは、下手な人がこれ以上鉛を入れ、ダフりが多いとシャフトが折れる危険性があるらしいんですよね。
でも何度も工房とやりあって、なんとか重量フローの法則に合うスプーンが完成しました。
総重量３３８グラムでしたかね？３４０グラムにちょっと足りないけど、１４インチのところに２グラム鉛貼って３４０グラムにしました。微々たる抵抗ですが・・・。
昨年のスプーンが３１９グラムだったので、２０グラム重く出来ました。
さすがに２０グラム違うと鈍感な私でもわかります。（笑）
たった２０Y多く打ちたいだけで、金も使うし、頭も使う。アホみたいですよね～（笑）

今のクラブの問題点を上げると、スチールシャフトのアイアンを使ってる人が適正な重量フロー出来るフェアウェイウッドがなかなか無いって事でしょうか。
ヘッドの重さが足りないのです。
たまに重たいシャフトを入れて３３０台のクラブも販売してますけど、それでも正直足りません。しかも悪いことにこういうシャフトはかなりハード！　ヘッドスピードが４５以上無いと打てないレベルのシャフトが入ってます。
まあ市販のメーカーで純正シャフトを入れてて大丈夫なのは、PINGくらいですね。
あとのメーカーは異常に軽すぎるフェアウェイウッドを作ります。
利口な人は、その事に気づいていてドライバーの次はフェアウェイウッドを入れないでスチールのUTを揃え、スチールのアイアンと繋いでいます。
これはブログで人の意見を聞いてそう思い込んでるとか？ではなく、自分の実践感覚でフェアウェイウッドだけ繋がりが悪い！と肌で感じてる人達ですね。ここにきてるシャフトさんとかが、良い例でしょう。
フェアウェイウッドを打てる実力があるけど、重量バランスが悪いからミスが多い。ミスをするくらいなら、もっと飛ばないUTスチールを揃えようという人ですね。
私も、元々はこの感覚派です。
元々２２０Y飛ぶ可能性があるクラブをミスって１５０Yしか飛ばないのなら１９度スチールで１９０Y飛ばしましょう！という実践派ですね。
まあもっと言うと金に糸目を付けない人なら揃える事も可能でしょうけど、そこまでして３０Y多く打つメリットは無い！って思ってる人でしょうか？
対費用効果でもとても賢い人だと私は思います。（笑）
今のデカイヘッドで軽量のフェアウェイウッド。飛びばかり重視してシャフト長も長いですが、私はね、もっとヘッドを小さくして、重量を重く、シャフト長は４２インチくらいのスプーンっていうのが理想ですね。
今、やっとブリヂストン辺りがそれに気がついたっていう気がしてます。
新生ブリヂストンゴルフは、かなり良い方向に向かってる気がする。

まあゴルフっていうのは面白いもので、机上の上でゴルフクラブを語る人、実践のミスからゴルフクラブを語る人と様々です。

ゴルフはミスのゲーム。しかもスコアを限りなく７２というスコアに近づけた人が巧い人という単純なもの。
だったら、ミスの要因になるクラブを１４本の中から減らすか？または１４本全て打ちこなせる努力をするか？